Optiplexな部屋


ある日、PC Buykingで見つけたOptiplex。
ディスクを認識しないらしく、ジャンク扱いで9800円。とりあえずGETしてディスクを交換したら無事使えたので研究室でファイルサーバとして使ってました。
このマシンをいじった記録の部屋です。
Optiplexって? いろいろ特殊仕様 うれしいことにSolaris対応 とりあえずCPU交換
さらにマザーボード交換
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Optiplexって?
 Dellの企業向けのPC…らしい(笑)
 私のマシンはOptiplex GXiという奴で、結構薄型なデスクトップマシン。
 デスクトップ機だけあって、ふつーに置くとワークステーション並に場所を取るでかさ。
 でも、縦置きできるらしく、CDROMドライブのトレーにはDiscが落ちないように爪がついて
 る親切設計。最近のタワー型マシンは美しくないけど、こいつは縦置きするとスリムであま
 り場所を取らないので○。
 で、スペックは…
  CPU:MMX Pentium 166MHz
  メモリ:48MB
  ディスク:2GB
  VGA、サウンド:on board
  NIC:3comだかの10/100Base-T
  などなど…

いろいろ特殊仕様
 Dellマシンは独自な仕様が多いらしい…。
 私が確認した特殊仕様は以下のとおり。
  ・電源が専用設計。
   一見、ふつーのATX電源に見えるけど配線が違ってるらしい。
   さらに、3.3Vの「AT電源の片割れ」見たいな奴もいる。
   多分、ふつーのATX電源つないだら壊れるんじゃないのかな?
  ・マザーボード
   ATX規格じゃないらしく、あるべき位置に取り付け用の穴があいていない。
   さらに、PCIとISAがライザーカード式なので、ライザーが無いと拡張できない。
   もっとも、VGA、サウンド、NICがオンボードなので無くても問題なさげ。
  ・変なメモリ
   SIMMからDIMMへの移行時期だったらしく、168pin EDO DIMMじゃないと使えない。
   ちなみにEDO DIMMは探すのが面倒。
 ナドナド。ま、メーカ製マシンだから当然といえば当然なんだけどね。

うれしいことにSolaris対応
 なんと、HCL(Hardware Compatibirity List)に載ってるじゃないですか。
 何も考えずにSolarisをインストールできるし、NICもキチンと使えます。(^^v
 あー、もちろんx86版ね。SPARC版じゃないよん。

とりあえずCPU交換
 さすがにMMX Pentium 166MHzじゃさびしいので、某所に置いてあるサーバ機のCPU
 (MMX Pentium 200MHz)と交換。
 手順は至って簡単。Soket7だから、巨大なヒートシンクを外して、CPUを乗せ換えるだけ。
 ちゃんとシリコングリスを塗っておきましょう。
 ちなみにこのヒートシンクは真鍮(だと思う)製のでかい奴なんでクーリングファンは付
 いてません。だから作動音は至って静かでよろしいです。
 んで、最後にジャンパを200MHzの位置に移動しておしまい。CPUを交換しなくてもこのジャ
 ンパの設定でお手軽にクロックアップできそう。でも、試してないから上手くいくかは不明

さらにマザーボード交換

 年末年始に秋葉原のジャンク屋さんを物色してたら、見慣れたマザーボードが…
 3枚で980円。よくみるとSolot 1…とりあえず6枚GET(笑)。
 早速、研究室で起動実験をしたら起動したのは1枚だけ。他の5枚には良くみると「矢印シー
 ル」が貼ってあるパーツが…。
 検証の結果、目視できる範囲での不良個所を示したものであることが判明。その個所を修理し
 たらもう1枚が無事起動。他の4枚は…電源入れたらチップから煙が出てきたり、電源すら入
 らなかったり…。ま、ジャンクだからねぇ。と言うわけで、奴らは他の人に貰われていきました。
 それにしても、最近のパーツはちっちゃいねぇ。マザーボード上に普通の抵抗やトランジスタが
 無いんだもん。ま、おかげで細かい作業は得意になったけどね。でも、パーツの交換に半田ごて
 使ってたら横で見てた友達が「普通、そこまでしない」だってさ(笑)。ジャンク使うんならこ
 れくらいできないとねぇ…

 で、BIOSまで起動する2枚が同じエラーを吐く…
 WARNING: Fan Failure The System will Power Down
 だって。どうやらCPUファンの回転数の信号が入力されていないようだ。そうそう、CPUファンの
 コネクターも特殊仕様で普通のは刺さらないんで要注意。私は面倒だったので周りの壁(?)を
 取り去ってピンだけにして接続してましたよ。

 ピン配置は多分、こんな感じ。
       ・・・
       123
   1:回転数パルス入力
   2:電源(+12V)
   3:電源(−)

 ふつーのCPUファンだと回転数パルスが5Vっぽい。それを繋いでも入力を認識しないってことは
 12Vの信号を入れてやればいいような気がするけど、それやって折角直したマザーを壊すのもなん
 だからとりあえずアースに落としてやったら無事起動(笑)
 ファンからの信号線をカットして、1番ピンをアースにジャンパして使えるようになりました。
 (写真はそのうち載せます。)

 で、起動したマザーは2枚とも上位機種である、Optiplex Gxaのものであることが判明。基板上の
 ジャンパからみてPentiumII 300MHzまでいけるっぽい。てーことは、変換かましたりすれば、Celeron
 だろーが、Pentium !!!だろーが動くかも…。
 どこぞからパーツが舞い込んできたら試してみよう。
 とりあえず、今は300MHzでの動作実績のあるPentiumII 266MHzを300MHzにて稼動中。

 電気的なことは問題なくいけてるのだが、物理的に困ったことが1つ。
 それはNICのRJ45コネクタが背面パネルにある穴の高さぎりぎりと言うこと。がんばって刺せば使え
 るんだけど、どーにもロックされてないよーな感じがする。ま、引っ張ったりしなければ問題ないと
 思うけど、気になる人はヤスリとかで削っておくと吉。
 あと、マザーボードの固定に関しては全然問題ないです。外した逆の手順で固定してあげればOK。

 で、マザーボード交換して何がうれしいかと言うと…
 ・CPUが速くなってうれしい。
 ・EDO DIMMの呪縛から開放されてうれしい
 ・いじってて楽しくてうれしい(ぉ
 以上っ(笑)
以下、随時なにかやったら追加

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